本体は堅牢で見た目も良く、価格を考えたら大変お得なリグだと思います。 AMラジオやFM放送帯はカバーしていませんが、108.000MHz～579.995MHzまでの受信ができるため、デジタル化され聞けるものが少なくなった今の電波事情を考えると、これでじゅうぶんだと思います。 それに無改造でフル受信できる無線機が少なくなってきている昨今、この無線機は少しマニアックな周波数帯も歯抜けなしで受信できるので、私のような受信にアドバンテージを置いた使い方をしているハムには合っている気がします。 アマチュア帯以外の受信感度も満足行くレベルです。 私は受信機としての使用がメインなのでさほど気にはならないものの、430MHｚ側で5Wと謳っている送信出力は付属バッテリーで3.8W、外部電源で4W程度しか出ず、運用上は特に支障ないものの、さすがにちょっとサバを読みすぎかなぁというのが素直な気持ち。 （2メーター側はしっかり5W出ています） それと、オプションでの乾電池ケースの設定がないのが少し残念です。 もっとも、バッテリー自体がそこまで高価じゃないので致し方ないのかもしれませんが。

使用を始めて約１ヶ月、感想はほぼ皆様のおっしゃるとおりです。 そんな中、私なりに認識、改善したものをいくつか挙げてみます。 Sメーターが振っていても音声にならない現象について。 この現象は他メーカー機でも度々起きますのでデジタル特有の現象と理解しています。 （この機種の場合、秘話設定した場合に多くみられるように感じます） 受信LEDが眩しい件、これはソフト上でもどうしようもなく、仕方なく私はランプとほぼ同径に丸くカットしたスモークプラ板を嵌めて強制減光しています。 マイクにUP/Downキーがない件は、ももすけさんの動画にもあるとおりパソコンソフトを使ってカスタマイズすれば改善できます。 スキャンが使いにくい件。 確かにチャンネル表示をしないため今どこをスキャンしているかは把握できません。 なので、その点においては確かに使いにくいかもしれません。 ですが、これもパソコンソフトを使えばスキャンの種類や停止時間などが任意に設定できるためかなり使いやすくなります。 また、プログラムスキャンを2通りメモリーできるのはこの機種の特権、特筆すべき点。 私の場合、1のほうは全チャンネルを、2のほうには良く使うチャンネルのみをスキャンするよう設定してその時に応じて使い分けています。 ちなみにスキャン速度はDMP60系よりは明らかに速いですね。 ただ、秘話設定のままスキャンを掛けると秘話設定された音声のみスキャン対象となり、その他の通話はスキップされるようです。 しかも、これは単に私の設定が悪いだけなのかもしれませんけど、秘話設定のままスキャンをすると、秘話コードが合っていない他の通信（キュルキュル音声）もスキャン停止してしまうようです。