10MHz用のエレメントを追加して3バンドダイポールにして使用しているが 思ったよりコンパクトな割に いい感じに飛んでくれる

　開局した45年前は田んぼの中の一軒家，3.5や7はフルサイズのダイポールを使っていました。稲を干す竹竿を立て，割いたACコードを張り，バランもないアンテナでしたが，10Ｗで良く飛んだし，良く聞こえたなあ。などと開局当時を懐かしみ，現在は団地内という環境ながら，全長27ｍのアンテナを設置しました。 　敷地幅は11ｍ，タワーの13ｍの高さに給電部，エレメントを上から見たらコの字型，横から見たら五角形の４辺のような形状に展開。頂角は70度しかなく，給電部の上にはHFの八木アンテナがあります。そのためエレメント長の調整よりも，エレメントの張り方をあれこれして時間がかかりました。7MHz帯は長さ10.95ｍのエレメントＦをそのまま，ひげ(調整用エレメント)も0.40ｍでちょうどでした。ひげをぶら下げたままだと風の影響を受けたため，アクリル板でスペーサーを作り，3.5MHzのエレメントから6cmの距離に平行に固定しました。3.5MHz帯は長さ2.90ｍのエレメントＧを2.60ｍにカットし調整を終えました。コイルの端子と波形ガイシの穴との距離は2.17ｍ，ひげの長さは0.20ｍです。給電線は長さ30ｍのフジクラ5D2Vを使用しています。 　3.545MHzでSWR1.1 ，3.53～3.56MHzにおいてSWR1.5以下。7.065MHzでSWR1.2，7.00～7.13MHzにおいてSWR1.5以下。取扱説明書に示された帯域幅より少し狭いですが，設置環境から考えると，とても良いです。測定はＫ社のBR-200，Ｄ社のSX-200で行い，同程度の数値を得ました。3.5MHz帯のエレメント先端は裸圧着端子をつけています。ＣＷに出るときは長さ数cmのクリップコードをつけ，中心周波数を3.515MHzに下げています。 　昨年末，他社の同タイプ，２バンドワイヤーアンテナを設置しました。こちらは調整ひげのないタイプのため，カットはできてもトライができず，張り方を変えると中心周波数もずれるので，調整に苦労しました。結局，カットしすぎたこともあり，新たにこちらの製品を購入しました。設置環境の良い方はひげのない製品が良いですが，変形して設置される方はひげのある製品が調整しやすいと思います。

北海道の片田舎に、今年（2020)の8月に引っ越しましたが、それまでは神奈川県川崎市に住んでいましたので、秋葉原へ行くのも45分でした。 実際に商品を手に取り確認して購入することが可能でしたが、現在地から最寄りのハムショップへは3時間強かかります。 その分、アンテナはとても設置しやすい環境ですが・・・。 そんな環境の中、とても迅速に対応してくれ、価格もハムショップの中では『最安』かと思います。 是非一度このハムショップを利用してみることをお勧めします。 なお、商品は数回エレメントをカットしてSWR1.5以下になりました。

学校の部活で使用しています。耐久性もあり長く使えそうです。組み立てが簡単なのもいいですね。