新世界の扉を開こう
デジタル&インターネット通信
CQ ham radio編集部 編
B5変型判 288ページ
定価2,520円(税込)
ISBN4-7898-1495-5
2006年9月1日発行
長い間,上級アマチュア無線局のみに運用が許されていた画像や文字通信が,初級アマチュア無線局にも許可されるようになり,SSTV,RTTY,パケット通信などを運用する局は飛躍的な増加を見せました.そのアマチュア無線の世界がデジタル通信とインターネットを取り込むことにより,また新たな時代を迎えようとしています.
本書はD-STAR方式をはじめとする,デジタル音声およびデータ通信の世界から,従来のパケット通信とインターネットを融合させ,アマチュア無線端末からE-mailの送信も可能にするAPRS通信,VoIP技術を使って,V/UHFハンディ・トランシーバでも全世界との会話が楽しめる,WiRESやEchoLinkシステムなど,新しい時代のアマチュア無線通信を一同にまとめたはじめての書籍です.
目次
はじめに
第1部 デジタル通信編
第1章 D-STAR入門
1-1 D-STARとは
1-2 D-STARをはじめよう
1-3 DVモードを始めよう
1-4 D-STARネットワークを使ってみましょう
1-5 DDモードをやってみよう
COLUMN D-STAR(Digital Smart Technology of Amateur Radio)の名前の由来
COLUMN 初期の実験
COLUMN 実用化実験プロジェクト
COLUMN 筆者の装備
COLUMN JARLの登録を郵送で行う方法
COLUMN ID-1コントロール・ソフト
COLUMN 無線機名について
COLUMN ゾーン外とのQSOではどこに電波が届いている?
COLUMN 送信禁止機能について
第2章 AORのデジタル無線機を使いこなす
2-1 AORのデジタル変調について
2-2 ARDシリーズの基本操作
2-3 無線機との調整をして運用しよう
2-4 AORデジタルで交信してみよう
COLUMN ARD9000MK2
第3章 アルインコ デジタル無線機技術と製品開発
3-1 デジタル方式のアマチュア無線での許可
3-2 なぜ今デジタル無線方式なのか
3-3 アルインコのデジタル無線機器の検討・方式決定経過
3-4 符号化について
3-5 アルインコのデジタル方式無線機
第2部 パケット通信編
第4章 APRS入門
4-1 APRSとは
4-2 運用の準備
4-3 運用してみよう
4-4 UI-VIEW32をより使いこなすために
COLUMN APRS用に輸入無線機 TM-D700Eを使っています
COLUMN UI-VIEW32の扱い
COLUMN APRS関連のBBS,Web
第5章 ナビトラの世界に触れてみよう
5-1 ナビトラとは
5-2 インターネットでナビトラを見てみよう
5-3 ナビトラを運用してみよう
5-4 インターネットとのリンクで地域を結ぶ
5-5 パケット信号受信の工夫
第6章 アマチュア気象局を作る
6-1 アマチュア気象局の概要
6-2 GID-ADCとGID-μPCの回路と構成部品
6-3 観測用センサ
6-4 ハムのデータ通信
6-5 気象データの観測
6-6 Windowsプログラミング
6-7 気象観測項目の増設
第3部 インターネット応用編
第7章 WiRES-IIを使った交信と中継局の開設
7-1 WiRESで交信するには?
7-2 WiRES-IIのノード局を開設してみよう
7-3 初めてのセットアップと最新版の導入方法
7-4 基本機能
7-5 WiRESの楽しい機能を使いこなす
7-6 運用上のルールとマナー
COLUMN WiRESのノード接続パターン(FRG)
COLUMN WiRES-2導入工程早見表
第8章 EchoLinkをはじめよう
8-1 パソコンおよび無線ユーザ編
8-2 EchoLinkソフトウェアの基本的な使い方
8-3 無線機と接続してリンク局(ノード局)を運用しよう
8-4 シスオペ・モードの各種設定
8-5 VoIP無線/無線設備の遠隔操作のためのインターネット回線とルータ
COLUMN インターネット回線について補足
COLUMN EchoLinkを使う場合に便利なソフトウェア
COLUMN EchoLink用手作りインターフェース
第9章 遠隔操作シャックを作ろう!!
9-1 無線機遠隔操作の概要
9-2 TS-480で遠隔操作シャックを作る
9-3 ネットワーク接続ノウハウ
索引 CQオームの書籍レビュー
早速読みました。
D-STAR入門、アルインコのデジタル機器話、ナビトラ、アマチュア気象局、WIRES、ECOLINK、遠隔操作シャックの作り方等々、今流行りのデジタル通信、インターネット通信を解説しています。
アッという間に読み終えてしまいました。
実際の初期設定方法や運用方法、そして、原理、注意事項など、各種コラムなどで構成されています。
一冊で上の項目全てが解説されていますから、一つ一つについては、50ページくらいの説明。沿革や歴史、専門的な内容、応用やトラブルシューティングなどについては少な目です。どちらかというと実践書という感じで、内容も平易、手軽に一つずつを読了できます。
ただ、すでに運用をはじめているよ! という方にとっては、だいたい知っている知識……という感じかもしれません。
本書をお薦めするのはこんな方です。
まず、なんでも新しいものにチャレンジしていますという方、
デジタル・インターネット通信って何が出来るの? という方、
デジタル・インターネット通信をはじめようと思っているんだけど、D-STAR、WIRES、その他……どれをやろうかなと考えている方、
にお勧めです。
デジタル・インターネット通信もようやく、ハード・ソフト共に揃ってきた! という感じですね。だからといって、アナログ通信がなくなるわけではないですが、本書を読み終わって、アマチュア無線の新しい形、未来を垣間見た気がしました。
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